危機一髪だった「福島第二原発」再稼働へ地ならし?マスコミに内部公開

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   福島第一原発から南に約1キロの太平洋岸にある第二原発。昨年(2011年)3月11日の東日本震災直後は、こちらの危機も第一同様に懸念されたが、15日には冷温停止したことが伝えられた。

   それから1年近くも経って内部がマスコミに公開され、第二原発所長は第二も第一と「紙一重」のようなものだったと話した。

大震災時にたまたま作業員いて「非常用電源回復」

   第二原発は現在までに復旧が進んでおり、「物理的には再稼働も可能」(テレビ朝日原発担当デスクの松井康真)。東京電力は第二の今後の取り扱いについて明言していないという。

   番組コメンテイターの青木理(ジャーナリスト)は、第二の冷温停止は「偶然の幸運のようなもの」と言う。当時、第二にはたまたま作業員が多くいて、非常用電源を取り回す作業などが比較的迅速にできたという。

「この段階では、第二に限らず、全国の原発の再稼働はちょっと無理。ストレステストなどより、原発をもっと根源的に考えていくべきだと、あらためて思う」(青木)
文   ボンド柳生
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