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ナベツネ会長、ドラマ「運命の人」に怒った!「俺はあんな悪徳記者じゃなかったぞ」

   最後に、山崎豊子の原作でTBS系で始まったドラマ「運命の人」に、渡辺恒雄読売グループ本社会長が怒っているサンデー毎日の寄稿文がおもしろい。この原作は1972年に起きた沖縄返還密約文書をめぐり、毎日新聞の西山太吉記者が外務審議官の事務官の女性と「情を通じ」て違法に情報を入手したとして、逮捕された事件を題材にしている。そこに、仮名だが、西山記者と親しかった若き日の渡辺記者も登場しているのだが、描き方が「ゆすりたかりの悪徳記者」のようで許せないというのだ。

   内容は読んでいただくとして、この文の最後で、西山記者が沖縄密約文書を入手しながら新聞にはほとんど書かず、社会党議員にそれを渡して国会質問させたことについて、厳しく批判していることに注目したい。

「さりながらどう考えても、西山君は自らの新聞には書かず、野党議員に彼の得た秘密文書を国会で暴露させ、それにより取材源に社会的に致命的損失を与えたのは否定できないし、同情の余地もない」

   この意見には私も同感である。そのほか、文春の独壇場AKB48もの。「AKB高橋みなみ母が『淫行容疑』で逮捕された!」。あれだけの数がいるんだから、これからもいろいろ出てくるんだろうな。フーッ、今週は読みごたえがあった。

元木昌彦プロフィール
1945年11月24日生まれ/1990年11月「FRIDAY」編集長/1992年11月から97年まで「週刊現代」編集長/1999年インターネット・マガジン「Web現代」創刊編集長/2007年2月から2008年6月まで市民参加型メディア「オーマイニュース日本版」(現オーマイライフ)で、編集長、代表取締役社長を務める
現在(2008年10月)、「元木オフィス」を主宰して「編集者の学校」を各地で開催。編集プロデュース。

【著書】
編著「編集者の学校」(講談社)/「週刊誌編集長」(展望社)/「孤独死ゼロの町づくり」(ダイヤモンド社)/「裁判傍聴マガジン」(イーストプレス)/「競馬必勝放浪記」(祥伝社新書)ほか

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