インフルエンザはひと冬で2度罹る―2月下旬まで流行ピーク

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   「うちの主人もインフルエンザに罹りました。最初は風邪かなと思っていたけど、病院に行ったらインフルエンザと診断され、ビックリでした」とコメンテーターの大沢あかね(タレント)。インフルエンザ流行のピークのようで、患者数は200万人に迫る勢いだ。国立感染症研究所の安井良則主任研究員は「中部地方で始まった今年の流行は関西へと移り、今は関東地方で爆発的な広がりを見せています」と話す。

   では、どう予防すればいいのか。インフルエンザ対策の素朴な疑問を取り上げた。

ワクチン接種してても感染

   街の人に聞いてみると、ある主婦は「姉の家族は全員がワクチンの予防接種を受けていたのに、インフルエンザになってしまった。ワクチンの予防接種はどこまで効果があるのでしょうか」と話す。

   安井研究員「ワクチンはインフルエンザウィルスの増加を抑え、重症化しないようにしますが、ワクチンの予防接種を受けたからインフルエンザに罹らないということではありません」」と答えた。西村綾子リポーターが街で拾ってきた疑問に、感染経路に関するものもあった。

   東邦大学の小林寅喆教授(感染制御学)「咳やクシャミによる飛沫感染と、インフルエンザに罹っている人が触ったドアノブなどに触れ、その手から体内にウィルスが入り込む場合があります」

罹ってからの予防注射は効果なし

   1シーズンに2回罹ることがあるか。

   小林「あり得ます。ワクチンはウィルスを抑える働きで、完全に撃退するというものではありません。1回罹ったから大丈夫と安心はできません」

   大沢「1回罹った後にワクチンの予防接種を受ければ、効果があるのでは?」

   小林「その時は体内にすでに抗体ができていますから、効果はそれほどでは。それに、違ったタイプのインフルエンザに罹る可能性があります」

   司会の加藤浩次「この流行はいつまで続くのですか」

   小林「だいたい2月下旬までが山場で、その後は終息に向かうと思います」

   インフルエンザ患者の約6割は14歳以下だそうだ。

文   ナオジン| 似顔絵 池田マコト
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