標語の議論よりもっとやるべきことないか?
これにTBS解説室長の杉尾秀哉が「自殺で身内を亡くしたご遺族の会とかが、軽く見られていると反発をされている。ただ、そう面はあるかもしれないが、考え方自体はすごく大切で、毎年3万人以上の人が自殺しているのは異常ですよ。人権問題です」と答えた。
スポーツプロデューサーの三屋裕子も呼応して、「南アフリカに行った時に、怖いところだと思って地元の人に聞いたら、『日本の方がもっと怖い』って。なぜかと聞くと、『何もしないのに年間3万人以上の人が亡くなる国はおかしいよ』って」
さらに、東京工科大教授の尾崎弘之も「標語だけ作ったり、天下り先をつくっただけでは…。本当に効果あることやって欲しいですね」と話す。
消費税増税一本やりの野田政権だが、増税が実施されれば、自殺の背景にある沈滞する経済がさらに沈み、自殺者が増えてもおかしくない。みのもんたは閉塞感からの打開策はそっちのけで、標語うんぬんの国会論戦は本末転倒と言いたかったのかも…。
文
モンブラン| 似顔絵 池田マコト