新人アナの山本裕之が「ロンドン五輪スッキリ!!応援団ッス」コーナーで、メダル有力候補と見られているトランポリンの伊藤正樹(23)に迫った。これまでの実績を見ると、全日本選手権3連覇、2009年、11年には世界ランキング1位、昨年(2011年)の世界選手権で銅メダルを獲得してロンドン五輪の切符を手にした。
高さ8メートル滞空時間18秒の世界唯一のジャンプ
伊藤はトランポリン競技についてこういう。
「スポーツでありながら、一種のエンターテイメントじゃないですけど、観客を魅了することができるスポーツの一つじゃないですか…」
伊藤の得意技は滞空時間。トランポリンは空中で10種類の技を連続して行う競技だが、基本姿勢は膝を伸ばす「エビ型」、膝を抱え込む「抱え型」、体を伸ばす「伸び型」の3つ。この姿勢に回転やひねりを加え、難易点や演技点、昨年から新たに採用された時間点を競う。
伊藤はジャンプの高さ8メートルで滞空時間18秒。他の選手は平均7メートルで、8メートルの高さは世界でも1人か2人しかいない。
伊藤「高ければ高いほど他の選手との差がつく。高さで滞空時間の差が1秒つけば1点の差がつき、自分にとってプラスだ。「前半の3回宙返りの連続から2回宙返りに入る1本目が他の選手より高さがあるし、そこを自分なりに見せることができれば、後半の流れもよくいける。そこを通過すれば、まず大丈夫と思う」
文
モンブラン| 似顔絵 池田マコト