東北、北陸の日本海側各地が記録的な集中豪雪に見舞われている。青森市では29日(2012年)、今冬でもっとも多い133センチの降雪を記録し、道路の除雪が間に合わない。市民からの相談も2010年度には5724件だったが、今冬はすでに8857件に急増している。相談の中には、雪の捨て場所や隣の家から雪が落下して困るといった苦情も増えている。
1平方メートルあたり350キロ
新潟・十日町市は28日、今冬最高の276センチの降雪を記録。商店の屋根に大人の背丈ほども積もった雪は、1平方メートル当たり350キロの重さがあるというからほっておくと大変だ。家の中に入ると、雪の重さでかもいが下がり、木柱で支えなければならない。
十日町市から近い長野県栄村では、昨年3月の地震被害で45世帯97人がまだ仮設住宅で暮らしている。この仮設住宅の雪下ろしは、平らな屋根に積もった雪を力で押し出すので労力を使う。取材した大竹真アナによると、隣の津南町では高齢者などを対象に、3回までは町が雪下ろしの費用を負担するが、4目以降は自己負担となるが、ほとんどの住民はとっくに4回を超えている。雪下ろしを業者に頼むと、1人時給2000~3000円。だいたい4人がかりの作業なので、1回頼むと3万6000円ほどかかる。
文
モンブラン| 似顔絵 池田マコト