天下り、業務丸投げ…お役所とまったく同じ構図
「電気料金制度見直しに係る有識者会議」の安念潤司・座長は、「埋蔵金を自分から申告する人はおりません。会計のプロに徹底的に洗ってもらうしかない」という。猪瀬も「有価証券報告書はわかりにくい。いろんなムダが眠っているだろう。情報開示を求めます」と強気だ。
司会の羽鳥慎一「社員にとってはいい会社ですね」
井口「24の子会社を全部回った。大変だろうと思うでしょうが、大変じゃない。みな一等地にあるから」
渋谷・神泉にある会社(家賃1450万円)は「一等地じゃない。渋谷からひと駅離れてる」、南麻布の会社は賃料1000万円を「安い」と東電サイドは言っているという。ただ、「東電物流」1社だけが福島事故のあと、独自判断で芝浦から大田区の倉庫街へ引っ越しをしていた。これで月500万円、年間6000万円の削減になったそうだ。
前田典子(モデル)「殿様商売。感覚がおかしい」
青木理(ジャーナリスト)「必要経費と人件費と福利厚生と全部乗っけて、さらに利益を乗せて電気料金を決めてきた。これを変えずに値上げなんていわれても納得できないですよ」
石原良純(タレント)「国の金が入っているんだから、そういう地位ではいられないことは素人でもわかるのに」
井口はさらに「取材していたら、子会社が孫会社に事業を丸投げしていることもわかった」という。なーんだ、仕組みはお役所の天下りと一緒か。しかも電気料金に関わるところは税金と一緒。みんなもっと怒ろう。
文
ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト