大相撲八百長から1年…追放力士「食っていけない辛い現実」

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   「もう少し、ちゃんと調べて欲しかった。自分の言い分はひと言も聞いてもらえなかった」と、現在はスポーツジムのインストラクターをしている元谷川親方は今でも悔しさを滲ませた。大相撲の八百長問題発覚から来月(2012年2月)で1年が経つ。問題発覚で現役力士と親方合わせて25人が引退、事実上の追放処分を受けた。本当に八百長相撲はなくなったのか。「とくダネ!」が追放された力士たちのその後を追った。

25人のうち9人が行方不明

   最初に捜したのは八百長相撲の黒幕の一人とされた竹縄親方。出身地の千葉県の実家周辺で聞き込みを始めると、近所の人は「最近は姿を見ていない」「あれから姿を現さない」など言う。実家に戻っていないらしい。実家の商店も休業状態で、呼び掛けても何の反応もない。横野レイコリポーターは「今回の取材で、引退した25人のうち9人の行方が分かりませんでした」と伝えた。

   角界からの転職はいかに困難か。八百長をしたとされた元清瀬海は、国技館のある東京・両国の隣町の錦糸町でスナックを経営しながら、「自分はやっていない」と今でも八百長疑惑を否定した。角界一の巨漢だった山本山は「力士時代は相撲を取っていれば月収は100万円ぐらいあった。今、同じ金額を稼ごうとすれば死に物狂いで働かなくてはならない。それでも同じ金額は手に入らない」と現実の厳しさを話した。

文   ナオジン| 似顔絵 池田マコト
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