最近の日本で上がるものといえば、消費税に電気料金、そして石油。イランが原油の通り道であるホルムズ海峡を封鎖する旨をちらつかせていることもあって、またぞろ原油1バレル100ドル超え、悪くすれば200ドルも!?といった事態だそうである。
「樽の大きさなんですけど…、結構大きい量なんですけど…」シドロモドロ
スタジオには中東の地図と原油チャートのパネルが用意され、解説者として第一生命経済研究所主席エコノミストの永濱利廣氏が登場。司会のみのもんたが素朴な質問をぶつけていた。
地図を見れば、ホルムズ海峡を指して「狭いんですか、ココ」と尋ねるといった具合である。永濱が「1番狭い所で33キロしかありませんので…」などと具体的な数字を織り交ぜて答え、みのは「はあー」「なるほどねえ」と相槌を打っていた。
だが、みのが「バレルってよく聞きますけど、どれくらいの量なんですか」と聞いたときには、流れが止まってしまった。
「バレルって樽の大きさなんですけど…」と永濱。当然、われわれに馴染みの単位に換算するとこのくらいで――といった続きが予想されたが、「けっこう大きい量なんですけど…原油はバレルとカウントしますね」などと言う。
「はあー」「ほー」。みのは相変わらずの調子だったが、見ているほうは少々気まずい瞬間であった。
ちなみに原油1バレルは160リットルくらいだそうで、なるほどけっこう大きな量には違いない。
文
ボンド柳生| 似顔絵 池田マコト