火災警報機が鳴ってから数分後に爆発。いったい小学校の理科室で何が起きたのか。24日(2012年1月)午前10時45分ごろ、大阪市住之江区御崎の市立清江小学校で起きた爆発火災事故は、いまのところ原因不明だが、理科準備室にあった何かが爆発したらしい。
4年生の実験授業直後
田中良幸リポーターはこう伝える。
「事故が起きる直前まで4年生の児童たちが、理科室で水がお湯に変わる様子をテーブルコンロとアルコールランプを使って実験していました。実験が終わり、理科準備室に道具をしまい、その数分後に爆発・火災が起きました」
事故発生当時、準備室には「アルコールランプやろうそく、それにコンロで使うボンベや薬品類」があったという。事故直後の現場写真を見ると、窓が完全に吹き飛ばされている。
1週間前に「火災避難訓練」
メインキャスターの小倉智昭「ガスボンベは熱を加えないと爆発しないものだよね。それがどうして爆発したのかな」
東京工業大学の長谷川紀子准教授は「何かが爆発して、その誘発でボンベも爆発したのでは」と見る。
小倉「アルコールランプというのは、蓋を閉めれば火が消えるものだよね。そのアルコールランプが爆発したとは思えないけど…。それにしても、1人もけが人が出なかったというのは不幸中の幸いだね」
田中「事故が起きる1週間ぐらい前に、学校では避難訓練をしていたそうです。それが功を奏したようです」
デーブ・スペクター(テレビプロデューサー)は「一瞬にして起きた事故で、事故から時間も経っていないし、何かを忘れているかもしれない。でも、学校での危機管理はもう1度見直す必要がある」と言わずもがなのコメント。理科準備室にはカギが掛かっていた。
文
ナオジン| 似顔絵 池田マコト