「画面が汚い」などNHK大河ドラマ「平清盛」を批判した井戸敏三・兵庫県知事はまだ腹の虫が治まらないのか、今度は「瀬戸内海に船が浮かぶ場面で、真っ青な海の色が出ていない。瀬戸内海の自然をきちっと映し出して欲しい」とイチャモンをつけた。これに広島県の湯崎英彦知事が異論を唱えた。
「瀬戸内海の海は青くない。緑色、翡翠(ひすい)色だと思う。それが瀬戸内海の美しさなので、青じゃなくてもいい。(大河ドラマは)政治家や起業家、あるいは革命家としての人間の部分に評価をあてたドラマだと思う」
湯崎知事はこれまでも「今風のリアリズムを追求した感じの映像で良かった」と評価していた。厳島神社や「音戸の瀬戸」など清盛ゆかりの観光名所がある広島県も大河ドラマに合わせた観光キャンペーンを展開しているが、兵庫県よりPR上手といったところか。(テレビウォッチ編集部)