昨年9月に研究チームが発表
笠井「地震に対する備えがどうなっているのかという話の中で、酒井先生はどうしていまごろこれが話題になるのかと言いました。実は、この試算は昨年の9月に公表していたのです。それから4か月まったく話題にならなかった。政府が何か大きなアクションを起こしたとも聞いていない。昨日(2012年1月23日)の読売新聞が書いて初めて話題になった」と、これまで反応がなかったのが不満のようだ。
コメンテーターの竹田圭吾(国際ジャーナリスト)は「4年以内も30年以内も、明日あるかもしれないという点では変わらない。問題はこれから防災計画をどう進めるかだ。いま大騒ぎしてもしょうがないような気がする」と冷静な受け止め方だったが、笠井は「ただ、政府は何らかの見解を語っていく必要があるのではないか」となお納得いかない様子だった。
文
一ツ石| 似顔絵 池田マコト