テキサス・レンジャーズ入りを決めたダルビッシュ有選手が日本時間21日(2012年1月)、テキサス州アーリントンのレンジャーズの本拠地で入団会見を行ったが、急に会見にダルビッシュも戸惑ったのか、珍問答が続いた。
入団会見の珍問答
―日本から来て、どうやってテキサスに適応するのか。
「ボールも違うといわれていて、そこはなんとか大丈夫だと思いますけど、球場が狭い。これどうなのかなということで、前に来た時、右中間のブルペンを削って広げてくれといたんですけど、それが通るかどうか。どうなんでしょう」
このダルビッシュの要求については、球団側が公式サイトで「ダルビッシュのユーモア」と伝えている。大リーグに入りした日本人選手の多くは、入団会見で英語の挨拶を披露しているが、ダルビッシュは苦手だった。
―何か英語でもあなたの声を聞かせててもらえれば…。
「聞くことは多分大丈夫な方なんですけど、言葉がなかなか出てこず、1、2か月ぐらいいたら喋れるようになると感じています。今日は自主トレの宮崎から時間がなくきたので、髭をそる時間も髪の毛を染める時間もなく全く用意していませんでした」
―テキサスでびっくりしたことは?
「あー、(記者の足元を指差して、カーボーイの)ブーツ」
―(空港到着時に)おもしろいTシャツを着ていたが説明してください
「日本ではあまり英語で書かれた内容を気にせず、英語だったら着るみたいなところがあるんですけど、何気なしに着ていたら、生き残るって意味ですか? お父さんに指摘されて初めて気づいた。とくに意味はないです」
―通算400勝した金田正一さん元気ですか。
「(苦笑しながら)元気です」
2月23日からキャンプ参加
司会の加藤浩次が「物怖じしないですね」に感心していると、キャスターのテリー伊藤が「ふてぶてしいでしょ。すごいのは24時間野球と一緒にいられる孤独に、耐える力を持っている」と話す。
コラムニストの勝谷誠彦「離婚して、単身乗り込んでいくのは初めてじゃないの」
来月23日からアメリカでのキャンプに参加するというが、孤独に耐え勝利できるかはそこでまず試される。
文
モンブラン| 似顔絵 池田マコト