宝くじの一等賞金の上限が引き上げられ、前後賞あわせて10億円超えも登場しそうな気配で、「一晩でミリオネアどころか、ビリオネアになれるかも」(加藤)という夢のようなニュースが伝えられると、「これは夢があるね」とみのもんた。
3億円程度じゃホントの「夢」じゃない?
みのは「前後賞あわせて3億円なんて、そんなんじゃダメよ」「夢があるよ。10億円でしょ、買うよ」などと、大乗り気であった。「夢がふくらみますよねー」と加藤シルビアアナも言う。
なぜか「夢」は宝くじの枕詞。「夢の3億円」云々などというと、夢の大安売りか悪酔いのようだ。もっとも、運任せであり、ワリも悪い(低い)ギャンブルだから、○億円なんて夢まぼろしだという意味では、言い得てる表現なのかもしれない。
なんにしろ、お寒い財政状況のなか、お上が公営ギャンブルで庶民の射幸心を煽り、少しでも実入りを上げようということなら、最高に夢と希望にあふれたお話と言えそうだ。
文
ボンド柳生| 似顔絵 池田マコト