和服にはかま、手ぬぐい被りたすきでチーム分けの女子学生写真
写真に写っている女学生が蹴っているのが「蹴鞠(けまり)」ではないかという疑問が出て、小松が解説した。女学生は和服にはかま、髪に手ぬぐいという格好なのだが、たすきをかけたのとかけてないのがいる。「これでチームに分かれていたことがわかる。つまり蹴鞠ではない」
日本サッカー協会は、丸亀のフットボールを「間違いない事実」と見ているという。これで赤江の神戸はあえなく歴史のなかに埋没となった。
ところが、番組はもうひとつのポイントを忘れてしまった。 前回の放送では、香川新報の1906年(明治39年)の紙面に、同じ丸亀女学校の運動会の式次第に「フートボール」が出ていたというのがあった。これは日露戦争の直後で、むろんドイツとは関係もない。いったい何なのか。その丸亀女子サッカーがなぜ消えてしまったのかも調べてほしい。
文
ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト