日本ハムのダルビッシュ有投手の大リーグ入りが決まった。日本時間のきょう19日(2112年1月)、テキサス・レンジャーズとの契約が合意に達したと球団側が発表した。
「安すぎでしょう。冗談じゃない、もっと高く評価しろよ」
司会の小倉智昭が開口一番、こう叫んだ。6年契約6000万ドル(約46億円)への感想だ。松坂大輔投手がボストン・レッドソックスに入団したときの契約額は6年5200万ドル(当時62億円)だった。円高なのでドルで比べるとそれを上回る最高の金額になったが、小倉は「日本ハムでも5億円もらっていた。アメリカには10億円を超える選手はいっぱいいる」と不満げだ。
4月9日にイチロー・岩隈と対決あるかも
入札額5170万ドル(約40億円)を加えると、レンジャーズがダルビッシュのために支払う金は1億1170万ドル(約86億円)に上る。それだけ期待が大きいというわけで、エース級の活躍が求められている。松坂が1年目に15勝をあげたので、そのくらいはいけるというのが小倉の見立てだ。ただ、レンジャーズの本拠地、テキサス州アーリントンは暑いところで、夏は日中の最高気温が40度を超す。日本ハムの北海道とはずいぶん違う。それに球場は「ヒッターズヘブン」といわれ、バッターに有利なのが特徴だ。空気が乾いていて、ボールがよく飛び、本塁打が出やすいそうだ。
レンジャーズはアメリカンリーグの西地区に属し、イチロー選手のいるシアトル・マリナーズと同じ地区だ。日程では4月9日(2012年)にマリナーズとの対戦があり、日本では見られなかった対決がさっそく実現するかもしれない。楽天の岩隈久志投手も今年からマリナーズ入りしたので、両投手の投げ合いの再現もありそうだ。
地元アーリントンでは、野球を知らない女性ファンもダルビッシュの写真を見て「キュート」「ハンサム」と騒いでいる。小倉も「ルックスといい、体格といい、大リーガーを上回っている」と太鼓判を押す。
コメンテーターの眞鍋かをり「向こうでどういう風にイケメン扱いされるのか楽しみ」
野球とは関係ないところでの楽しみ方もあるようだ。ともあれ、開幕が待ち遠しい。