悪口書いておいて削除持ちかけ
ITジャーナリストの井上トシユキはこう解説する。
「宣伝であることを隠しながら、ネットユーザーが書いているふりをするのを『ステルスマーケティング』といいますが、これが出てきたのは2005年ごろ。ブログブームがピークに達した時に登場しました。いまでは、食べログや歯科医院、エステサロン、美容外科にも登場していて、運営会社はニセと分かったものをこれまで1000件以上削除しています」
では、法律で取り締まれないのか。ネットに詳しい弁護士によると、こうしたニセ書き込みは「自然増や自然減があり、因果関係の立証が難しく取り締まりは困難」という。
司会の加藤浩次「録音を聞くと、詐欺に近い部分がありますね」
キャスターのテリー伊藤「最初に悪口を自分が作っておいて削除を持ちかける。マッチポンプの可能性がありますね」
井上は「短期的に絶賛が続く店は疑ってみたり、ネットを鵜のみにしないで自分自身が判断することだ」という。
文
モンブラン| 似顔絵 池田マコト