また後手に回った行政の対応
司会の羽鳥慎一「家も新築だけど、大丈夫かと思っちゃうでしょう」
首都大学東京の大谷浩樹准教授は「(マンションの放射線量でも)急性の障害は出ない。子どもが通りかかっても大丈夫」という。ただ、除染となると「砕いて混ぜ込まれているので不可能に近い」そうだ。今回はこのマンションに居住するの女子中学生が付けていた線量計が高い値を表示したため見つかった。大谷准教授は「順番が逆です」 という。本来は行政が見つけないとおかしいというわけだ。
県外でも同じようなことが起る心配もある。隣接県でも一時高い汚染が及んでいるからだ。羽鳥は「相当広がるかもしれない」と心配する。舘野晴彦(月刊「ゲーテ」編集長)は「誰もが被害者になっている。しかし、東電は責任がないといっている。仲介もまだ少ない。結局、事故の後、データを公表せずに『大丈夫』と言い続けた政府の責任は大きい」
文
ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト