日本女子サッカー発祥は香川・丸亀の女学校?定説覆す新聞記事

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   地方の新聞を読む「ケンミンニュース」コーナーは高知新聞の記事(1月7日 付)だ。「なでしこ 香川が発祥?」とある。香川県丸亀市立資料館で保管されていた絵はがきの話だ。1921年(大正10年)ころ撮影された写真で、はかま姿でサッカーをする少女たちが写っている。たすきをかけてボールを追っている。クツをは いているようだが、はちまきをしている姿はまるで新撰組だ。

袴姿で「フットボール」

   これまで女子サッカーの発祥は1966年の神戸女学院中学部とされていた。司会の赤江珠緒が「わが母校」という。日本サッカー協会も認定していて、写真を見ると、短パン姿の女生徒が白黒模様のボールを蹴っている。このボールが普及したのは東京オリンピック(1964年)以後だ。

   一方、丸亀の方は県立丸亀高等女学校(現丸亀高校)の生徒だという。説明も右書きで「フ ツトボール」とある。神戸女学院の45年前になる。

   赤江「はかまですね」

   司会の羽鳥慎一「100%サッカーですよ」

   長嶋一茂(スポーツキャスター)「間違いないな」

   吉永みち子は「でも、なんでこの時代に丸亀にサッカーなの?」と、いまひとつ腑に落ちないという表情である。

   記事によると、この少し前に丸亀には中国・青島で捕虜になったドイツ人兵士が収容されていた。 彼らがサッカーをしたり演奏会をしたりしたことはよく知られている。郷土史家はこれとの関連を指摘しているという。

文   ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト
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