用意周到すぎる出頭・自首
斎藤は平田が出頭する昨年(2011年)の大みそか直前に、平田の太い眉毛を細く剃り落とした。警視庁に出頭する前に他の警察に捕まらないようにするためだったらしい。
斎藤は平田を見送った後、身の回りの片づけを始める。段ボール箱やスーツケースに入れた2人の衣類など615点、マンションに保管していたすべて新札の現金800万円を警視庁に任意提出している。整骨院には「親元に帰る」ことを告げ、9日夕に担当の弁護士に会い、10日午前3時ごろ弁護士の車に同乗して自首した。車の中で、弁護士の携帯電話を借りて両親に電話をかけた。留守電だったため、「長い間申し訳ありません。これから自首します」と吹き込んだという。
司会の加藤浩次はあまりの用意周到さに「でき過ぎていない!?」
キャスターのテリ―伊藤「固まっていますね」
元裁判官の八代英輝(国際弁護士)は、偽名でも取得可能な健康保険証について次のような疑問を呈した。
「結局、会社ぐるみで偽の健康保険証という、本人確認書類ができてしまうということですよね。運転免許証と同じ効力を健康保険証に認めるのはどうかということですね」
文
モンブラン| 似顔絵 池田マコト