「偽名健康保険証」入手簡単だった!斎藤明美勤務の鍼灸院手続き

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   オウム真理教の元幹部、平田信容疑者(46)と平田をかくまった斎藤明美容疑者(49)の2人は、出頭・自首する前にかなり周到な準備していた事実があらたに浮かびあがった。

   2人は教団の占いにしたがってはじめは東北に逃げた。2年ほど宮城、青森、仙台と転々としたが、その後に大阪に移ったのは、平田が「人の多い大都市に行こう」と言い出したからだ。

日本年金機構「改めて身分証の提示は求めない」

   大阪では斎藤が「吉川祥子」の偽名で勤めはじめた接骨院が借りていた1Kのマンションに住み、保証人の必要もなかった。また、整骨院の院長が手続きをして吉川祥子名義の健康保険証もできた。偽名健康保険証について、整骨院の院長は「法人として普通の申請手続きをし、問題はなかった」という。日本年金機構でも「事業主が本人確認を行ったうえで申請しているので、改めて身分証の提示は求めない」という。

   この保険証でレンタルビデオ店の会員登録をしたり、ネット料金などの引き落としのための銀行口座をつくり、出頭時には数万円の残高があったという。「真面目でしたね。不審な行動もあまりなかった。整骨院が昼食代を支給していたので、領収書をもらってきてと言ってあったが、そんなに高い額でなかったので1人分と思いあまり気にしていなかった」(院長)

文   モンブラン| 似顔絵 池田マコト
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