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平田信出頭で「国松長官狙撃事件」の深い闇に迫れるか

   大晦日の深夜、自ら17年の逃亡生活に終止符を打ち警察へ出頭したオウム真理教の平田信には驚かされた。髪型は多少違っているが整形したわけでもなく、オウムのアジトに隠れ住んでいたわけでもないようなのに、なぜ17年もの長きにわたって逃げおおせることができたのだろうか。

   それを解く鍵は、平田が出頭後に彼をかくまったとして犯人蔵匿の疑いで逮捕された元信徒・斎藤明美容疑者(49)にあるようだと各誌が書いている。「週刊新潮」によれば、当初から30代で正看護師の資格を持つ美人信者がキーマンだと睨んで、捜査員たちは彼女の行方を追っていた。96年2月15日、彼女が東京・清瀬市の友人宅に泊まりに来ることを掴んだ追跡班が、大規模な追尾作戦を展開した。しかし、彼女の防衛意識は高く振り切られてしまう。

   その後、彼女が宮城県仙台市内の割烹店に勤め、店が借り上げたアパートに住んでいたことを突き止めるが、すでに2人の姿はそこにはなかった。各誌とも情報がないために似たり寄ったりである。警察の捜査の甘さか、平田の影を全く見せない斎藤の逃亡テクニックが捜査陣を上回ったのか、それともオウムの残党たちがつくった組織が手を貸したのか、謎は深まるばかりである。

   時効になったとはいえ、国松警察庁長官狙撃事件はいまだ深い闇の中である。平田が現れたことでこの事件の全容が明らかになるのか。オウム事件を風化させないためにも平田の取り調べの今後に注目したい。

元木昌彦プロフィール
1945年11月24日生まれ/1990年11月「FRIDAY」編集長/1992年11月から97年まで「週刊現代」編集長/1999年インターネット・マガジン「Web現代」創刊編集長/2007年2月から2008年6月まで市民参加型メディア「オーマイニュース日本版」(現オーマイライフ)で、編集長、代表取締役社長を務める
現在(2008年10月)、「元木オフィス」を主宰して「編集者の学校」を各地で開催。編集プロデュース。

【著書】
編著「編集者の学校」(講談社)/「週刊誌編集長」(展望社)/「孤独死ゼロの町づくり」(ダイヤモンド社)/「裁判傍聴マガジン」(イーストプレス)/「競馬必勝放浪記」(祥伝社新書)ほか

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