温熱効果で血液循環や免疫力改善
では、効果のほどはどうなのか。筑波技術大学の形井秀一教授がスタジオゲストで登場した。キャスターの井ノ原快彦が「時間を長くやればやるほど効果があるものなのですか」と聞く。
形井教授「長くやればいいというものじゃありません。専門家はちゃんと調節してやりますが、初めての方はあまりたくさんの数をたくさんの場所にやり過ぎない方がいいと思います」
ゲストの内藤剛志(俳優)「お灸を据えるという言い方があるくらいで、少し我慢するぐらいがいいんでしょうか」
形井教授「以前はそういう考え方もありましたが、お灸の温熱効果で血液循環や免疫力が改善するということがわかってきて、我慢するようなことはいわなくなりました」
熱いのを我慢するとやけどや水ぶくれができたりするし、あまり長時間続けると低温やけどの危険もある。また、灸あたりという湯あたりのような症状もあって、かえってだるくなる人もいる。この点は要注意だ。
(赤坂和郎)