要注意受刑者まんまと脱獄―広島刑務所はスキだらけ

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警察への通報も45分遅れ

   ゲストの元刑務官でノンフィクション作家の坂本敏夫氏は、「原発と一緒で、安全神話が崩れたと思いました。日本の刑務所は脱走と暴動がないと胸を張っていたのですが、残念です」と語る。その原因について、「慢心もあったでしょう。それと、刑務所は厳格な階級社会。組織に問題があると、職員の士気が落ちる」といい、刑務所内で事件事故が起きるのは内部の管理体制に問題があったケースが多いと指摘する。警察への通報が発生45分後と遅れたのは、「幹部が保身に走った可能性がある。オープンにしたくないと、まず最初に考えたのではないか」という。

   先日はオウム真理教の元幹部・平田信容疑者が出頭してきたのもかかわらず門前払いにしたり、殺人事件の容疑者が警察車両内で自殺するのを許したりするなど、市民の安全を守る側の失態が目立つ。

文   一ツ石
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