今週末の1月14、15日(2012年)に大学入試のセンター試験が始まる。本格的な受験シーズンの始まりだ。けさ12日の「フカボリ」コーナーはアナウンサーの榎並大二郎が当世合格祈願事情を取り上げた。
モノレール「落下防止ワイヤ」、ゴルフ場バンカーの砂
最初に紹介したのは千葉都市モノレールが発売した合格祈願グッズ。駅の切符売り場に「落ちないお守り 完売御礼」の張り紙がある。お守りの中に入っているのは、なんと金属のワイヤを小さく切ったもの。もともと車両が落ちないように支えるためのワイヤで、「落下防止」の部品が試験に落ちないお守りになった。1個400円、1か月で3000個売れ、追加生産中だそうだ。
愛知県の南知多ビーチランドの一角のミニ神社には、人気者のバイカルアザラシの爪がまつられている。氷のうえを滑らず自在に移動するための爪で、滑りやすい氷上でも滑らないというわけだ。
「学問の神様」として合格祈願で知られる東京の湯島天神。ここでは自分が奉納した絵馬を携帯電話のカメラに写す受験生が目立つ。いつでも身につけて持ち歩き、運を引き寄せたり自分を鼓舞したりするためという。タコの文鎮のお守りもある。タコは英語で「オクトパス」。「置くとパスする」にかける。電車の線路の滑り止めの砂や、中にはゴルフ場のバンカーの砂をお守りする受験生もいる。「嫌でも入って(入学して)しまう」ということらしい。
被災地で話題の神社もある。宮城県石巻市の釣石神社だ。守護神の巨石は崖の上から今にも落ちそうな格好でまつられているが、大震災でもビクリともせず、落ちないというご利益はいっそう確かなものになった。
小倉智昭「湯島天神行ったけど落ちました」
司会の小倉智昭がコメンテーターの福田和也(慶大教授)に聞く。
「福田さんなんか自信あったでしょうから、合格祈願なんかやらなかったでしょう」
福田「ええ、祖母がなにかやっていましたが」
眞鍋かをり(タレント)は「頭のいい子に鉛筆削ってもらうのがはやって、やってもらったんですけど」
アナの中野美奈子は「母がカツ丼をつくってくれました」
最後に、小倉が「勉強しないといくら湯島天神に行っても駄目なんだよね。私なんか見事に落ちましたからね」。確かに、その通りだろう。