東京では今日11日(2011年1月)で連続27日間、乾燥注意報が出っぱなしだ。キャスターの小倉智昭は「夜になると布団も冷たく、咳き込むことが多い。一瞬、風邪かインフルエンザに罹ったのかと思ってしまう」と話したが、恐ろしいのはそれだけでない。カラカラ天気によって冬の脱水症状が増えているという。
血液ドロドロで脳梗塞や心筋梗塞
気象予報士の天達武史が東京世田谷区の住宅地に出かけた。土を手にとって、「パサパサに乾いています。草や花も乾燥で完全にダメになっています」とレポート。湿度計をかざして「外気の湿度は43%ですが、暖房が入っている室内は28%と15%も差があります」と室内で脱水症状に陥りやすいと注意した。
専門医の宮坂隆医師(みやさか内科医院院長)によると、「冬の脱水症状は夏の脱水症状と違って、急激な変化が起こりにくい。そのために、脱水症状になっていることになかなか気付きにくいのです。
体内の水分が失われると血液がドロドロになり、寒さと相まって脳梗塞や心筋梗塞を起こしやすいので注意が必要です」という。
室内湿度を50%以上に保つ
天達はその対策として、「顔などには保湿クリームを使い、呼吸は口ではなく鼻から。さらに、小まめな水分補給と適度な保湿暖房です」と4点を挙げた。田中大貴リポーターは「適度な保湿暖房とは湿度が何%ぐらい」と聞く。
天達「だいたい50%ぐらい。これ以上少なくなると、喉が痛くなったり顔の皮膚が乾いたりしてきます」
このカラカラ乾燥天気は来週月曜日頃まで続くという。
文
ナオジン| 似顔絵 池田マコト