佐藤江梨子VSアジャ・コング―お色気ありの女子プロレス舞台裏

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ここが噂のエル・パラシオ(テレビ東京系12月23日深夜0時12分)>女子プロレスの世界は奥が深い。一時期のブームは去り、いまや後楽園ホールが1番大きい会場といった感じだし、オールスター戦でも客席は満席にならず、賞金が米俵だったり…。選手も一部を除いて、アルバイトをして生計をたてながらプロレスの練習をしているものだから、試合に行ってもどこか哀愁が漂っているが、それでも闘う女の姿は美しい。

プロレスファンには見どころいっぱい

   大岡忠輔(武田航平)はレフェリーの面接に行く途中、交通事故にあい記憶喪失になる。忠輔を偶然助けた桜花(佐藤江梨子)は女子プロレス団体「エル・パラシオ」の社長で、自分も伝説の女子プロレスラーだった。行くあてのない忠輔を桜花は下僕として働かせるというコメディードラマだ。

   佐藤江梨子はスタイルがいい。ガリガリって感じではなく健康的な印象で、桜花役が似合っていた。グラビア界から女子プロレスデビューを果たした愛川ゆず季も「エル・パラシオ」のプロレスラー・いつか役で出ているし、深夜ドラマらしいお色気もあったし、ゲスト出演で日本プロレスの武藤敬司が出てきたりとプロレス好きとしては楽しいドラマだった。

   最終回は桜花と最大のライバル・ERIKA(三浦理恵子/プロレスではアジャ・コング)との復帰戦。さすがアジャ・コングの試合シーンは迫力があった。ERIKAはもともとアイドル系を目指していたのにヒール(悪役)をやらされ、桜花への恨みが募ったといった設定も、アジャ・コングに通じるものがある。もちろんスタントなんだろうけど、場外乱闘もあって本格的である。自分の姉がかつて桜花との試合で怪我をして、車いす生活を余儀なくされたことを知った忠輔がどうなるのかも見所だった。

   プロレスはエンターテインメント性の強いスポーツである。パフォーマンスに近い部分もかなりあるが、プロレスラーは技術を磨いて、相当な覚悟と勇気を持って戦っている。そんな思いが伝わってくるようなドラマであった。

   来年1月(2012年)からは「撮らないでください!!グラビアアイドル裏物語」が始まるらしい。こちらも女子の舞台裏がのぞけそうで、おもしろそうである。

(てらっち)

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