森田芳光監督急逝「映画仲間、俳優たちも知らなかった肝臓病」

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   きのう21日(2011年12月)に行われた脚本家の市川森一さんの告別式の会場に訃報が入った。映画監督の森田芳光(61)さんが20日に 肝不全のために亡くなった。参列者のほとんどが関わりがあったが、だれも病気だったことを知らなかったという。

松田優作起用して型破りな喜劇「家族ゲーム」映画賞総なめ

   役所広司が「市川さんのお葬式で森田さんの訃報を聞くなんて…。困った」と困惑し、三田佳子も「悲しくて。歳をとってからのわたしを描いてほしかった」と残念がる。

   森田監督は28年前の「家族ゲーム」で映画賞を総なめにした。故松田優作を起用した型破りの喜劇で、以来、数々のドラマ、喜劇、ミステリーで常に話題作を提供してきた。不倫を描いた「失楽園」、「椿三十郎」では黒澤明監督のシナリオをそのまま使うという大胆な挑戦もした。「武家の家計簿」はチャンバラ抜きの時代劇。「僕達急行 A列車で行こう」が遺作となった。

   「武士の家計簿」の堺雅人は声を詰まらせ、「失楽園」の黒木瞳は 「もう1度叱られたかった」。「模倣犯」の中居正広は「驚いております」。「A列 車で行こう」の松山ケンイチは「素晴らしい言葉や視点は、作品の中に詰まっていますし。作品から聞こうと思います」。「椿三十郎」の豊川悦司は「ボクのイメージをぶち壊してくれた」

大ベテラン藤田まことにも容赦なくダメだし

   司会の羽鳥慎一「印象に残るのは?」

   松尾貴史(タレント)「『武士の家計簿』は時代劇が寂しい状況になりつつある中で、活路があるんじゃないかと希望みたいなものを見せてくれた。ハッと気づかされるものが自然にある。いろんな手法、表現、顔をお持ちだった」

   立花胡桃(タレント)「『失楽園』です。不倫の代名詞、社会現象にした。振り幅の広い監督でしたね」

   玉川徹(テレビ朝日ディレクター)、「『家族ゲーム』ですね。松田優作さんのファンだったが、全然違う面を引き出していた。それでも松田優作さんなんですよね。ああ、すごい監督だなと」

   司会の赤江珠緒 「撮影現場は明るく、一方で藤田まことさんにも容赦なくダメ出しをする怖い監督だったそうです」

   羽鳥「関わった俳優の方が多岐にわたっている」

   松尾「『武士の家計簿』だってストーリーでもなんでもない。昔こういうことがありましたという史実を書いた本。それをストーリーに作ったんです」

文   ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト
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