家系図見ながら、否応なしに北朝鮮ロイヤルファミリーの事情に詳しくさせられる昨今。多彩な人物のなかでも、故金正日総書記の長男で日本での知名度抜群な正男は間違いなく主役級のひとりと言えるだろう。後継の有力候補と言われた時期もあったが、いまはマカオで遊び歩いているとか、祖国からは追放状態などともウワサされる。
だが、北朝鮮の権力後継者となった金正恩が国内の権力掌握に失敗した暁には、正男が正恩に取って代わるのではないか――との見方は、朝ズバッ!でもちょろちょろと顔を出す。
国内掌握に失敗し三男体制崩壊の可能性
今朝(2011年12月22日)の番組では、中国にくわしい評論家の石平氏が「万が一、正恩体制が数年間で維持できなくなり、崩壊してしまう場合は、正男氏を使って中国の望む体制をつくる可能性はないでもない」とコメント(VTR)。
正恩が駄目なら、北朝鮮となにかと縁が深く、影響力を持ち、北朝鮮の混乱は困る中国が領導して、正男樹立に動く可能性がないではないというのだ。先のことがわかりにくい国だけに、すべてのことになくはなさそう、と言うのが間違いないところかもしれない。
文
ボンド柳生