「金正日弔問」小泉元首相どうか…拉致問題に交渉再開のキッカケ

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   北朝鮮の金正日総書記の遺体の映像がきのう20日(2011年12月)公開された。ガラス張りの棺に中で深紅の布に覆われた様は、クレムリンのレーニンを思わせる。その前で一礼する後継者の金正雲氏。北朝鮮に新しい時代は来るのか、亡霊は生き続けるのか。「モーニングバード」は拉致問題に焦点を当てた。

被害者団体「政権交代が最後のチャンス」

   1977年に米子市で失踪した松本京子さん(当時29歳)について、 被害者団体は「拉致」と認定したが、北朝鮮は認めていない。母・三江さん(88) は「わしが元気なうちに帰らしてもらえたら、あの子も喜ぶし、私もお父さんとこへ行けますけど、あの子を残していけませんわ」と話す。 いま、毎日デイサービスに通っている。京子さんが残した片方だけのサンダルを大事に持っている。

   東京・文京区の短波放送「しおかぜ」は、金正日の死去を受けて内容を変えた。「拉致をされた皆さん、自らの意志で北朝鮮に渡っても帰ることができなくなった皆さんには、大きな転機が近づいています」と呼びかけている。

   特定失踪問題調査会の荒木和博代表は「このチャンスを逃したら次のチャンスが来るかどうかわからない。何とかして救出の実現につなげたい」という。みな、今の状況を働きかけの好機と見ているが、手がかりがない。

文   ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト
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