震災復興バブルに沸く仙台―キャバクラもソープも「満員御礼」

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スクープ連発した今年の「週刊ポスト」

   大災害に揺れた今年も残すところわずかになった。今週はポストが自分のところのスクープのその後をワイド風に取り上げている。部数的には現代の後塵を拝しているが、ポスト発のスクープが多かったことがわかる。

   前号で女子職員へのセクハラ疑惑があると報じた駐クロアチア田村義雄大使に帰朝命令が12月20日(2011年)に出されるようだと「追撃」記事を書いている。ここでもポストは、この問題を取り上げない新聞、テレビの弱腰を批判している。

   やはり前号の「覆面官僚座談会」で取り上げた、25年の納付期間が数か月足りなかったが、年金を支払っていた受給者に時効後に収納した保険料を本人に返す代わりに受給資格を取り消し、支払った年金を返してもらう方針を厚労省が固めたという厚労省官僚の発言が、大きな波紋を呼んでいるとある。

   大リーグへ移籍を希望している楽天の岩隈久志が愛人と車中キスをしている写真をスクープした。その愛人が岩隈の妻の妹であるという噂が広がっているようで、ご丁寧に「A子さんが『義理の妹』でないことは確認している」と注意を喚起している。

   警視庁に逮捕された柔道・金メダリストの内柴正人の教え子への強姦疑惑を、いち早く報じたのもポストである。今週は前回取材した際の内柴とのやり取りを、前回書かなかった部分を出しながら追及している。3Pをしたという情報もあるがとポストの記者が聞くと、こう答えている。

「マジで? ありがたいね。させてもらえれば、したいですよ」

   こんな人間を客員教授に採用した九州看護福祉大学の責任も追及されなければならないはずである。

元木昌彦プロフィール
1945年11月24日生まれ/1990年11月「FRIDAY」編集長/1992年11月から97年まで「週刊現代」編集長/1999年インターネット・マガジン「Web現代」創刊編集長/2007年2月から2008年6月まで市民参加型メディア「オーマイニュース日本版」(現オーマイライフ)で、編集長、代表取締役社長を務める
現在(2008年10月)、「元木オフィス」を主宰して「編集者の学校」を各地で開催。編集プロデュース。

【著書】
編著「編集者の学校」(講談社)/「週刊誌編集長」(展望社)/「孤独死ゼロの町づくり」(ダイヤモンド社)/「裁判傍聴マガジン」(イーストプレス)/「競馬必勝放浪記」(祥伝社新書)ほか

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