なぜか開発・承認しない製薬メーカーと国
メインキャスターの小倉智昭は「生ワクチンと不活化ワクチンを比較すれば、不活化の方がより安全だということは分かっているのでしょう。それなのに、なぜ国は早く承認しようとしないのでしょうか」といぶかる。
コメンテーターのショーン・川上(経営コンサルタント)は「じつは2001年に国内製薬メーカーから不活化ワクチンの承認申請が出されました。でも、治験基準が間違っていたという理由で数年後に申請が取り下げられています。それ以降、国内メーカーで開発は進んでいません。国の保身のリスクが、小さな子供たちや母親たちに押し付けられているという感じです」と言う。
ピーコ(ファッションジャーナリスト)「50年ぐらい前、日本でポリオが大流行したとき、保健所に押し寄せるお母さんたちを整理するために、ボランティアとして参加しました。あれから50年も経っているのに、国は旧態依然としたまま、何をやっていたのだろう」
国内製薬メーカーにとっては、生ワクチンのほうが儲かるということじゃないのか。
文
ナオジン| 似顔絵 池田マコト