甘え、わがままを認める親になれるか
では、親世代の子どもの頃と今の子どもとどう違うのか、どう育てればいいのか…。「親の過剰なしつけで、子どもは感情が抑えつけられてしまいますね」というキャスターの国谷裕子に、不登校や家庭崩壊の著書が多い作家の重松清は次のように話す。
「教育ママなんていう言葉があったが、そのころに比べて、いまの社会は親が失敗したら大変だと切羽詰まっている。子供もがんばろう、がんばろうと消耗し切っている」
偏差値教育でトップからビリまで順番がつき、いじめが横行し気が抜けない。学校で相当きついのに、家に帰ってさらにしつけや勉強をきつく言われたら身の置き場所がなくなってしまう。
長谷川教授は「子どもの甘え、わがままを親が認めることだ」と助言する。そうすれば子どもは安心し伸びのび育っていくはずだという。
モンブラン