国道の橋やトンネルの名前が書かれたプレートが大量盗難にあっているらしい。国交省職員が今月上旬(2011年12月)、山梨県の国道411号線を点検中になくなっているのを発見し、調べてみるとトンネル5か所、橋梁7か所で青銅や黄銅製のプレート65枚が紛失していた。
中国やインドの建設ラッシュで銅・アルミ高騰
「あの程度の量ならそんなに…」(司会の加藤浩次)とタカを括っていると、全国に名なし橋や名なしトンネルが続出しかねない。中国やインドの建設ラッシュによる供給不足で銅やアルミなどが高騰し、銅は1枚1万5000円~5万円の高値になっている。
キャスターのテリー伊藤は「こうして報道すると、他でまたやる可能性が出てくるよね」と言うが、同様の盗難はすでに今年に入って頻発している。道路わきに置かれた防火用消火栓の銅製ノズルやエアコンの室内機と室外機をつなぐ銅やアルミが含まれる管が丸ごと盗難にあっているのだ。
橋やトンネルごとに防犯カメラを設置するわけにもいかず、「防ぎようがないっていえば、ないね」。こうなると犯人を捕まえるしか防ぐ手立てはなく、山梨県警が連続窃盗事件として捜査中だ。
文
モンブラン| 似顔絵 池田マコト