由紀さおり「海外人気」本物!インチキ臭かった日本人アーチスト「全米ツアー」

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   テレビはどこも似ていて没個性――にしても、少なくともテレビ局や番組が推すものにはけっこうな違いがある。韓流ドラマをやたら流す局や、人気子役の芦田愛菜をこれでもかと取り上げる番組。そしてTBSの朝ズバッ!には昭和歌謡、歌声喫茶リバイバル、「いま世界中で大ブームとなっている」(加藤シルビアアナ)由紀さおりが連日のように登場するんである。

   昨日(2011年12月14日)は、由紀が米国のニューヨークのタウンホールなる(カーネギーやラジオシティほどではないにしろ)由緒ただしき1500人規模のコンサートホールで、一緒にアルバムを制作した米国のジャズ楽団「ピンク・マルティーニ」と共演し、「夜明けのスキャット」などを歌って、聴衆の拍手喝采を浴びたという。

ライブハウスでちょこっとやると…

   ところで日本人が「海外で人気」というのは、なかなか実態がつかみにくい。「このニュースを見て思うのは」とコメンテイターの金井辰樹東京新聞・中日新聞政治部次長が言う。「日本のタレントがよく『全米ツアー』というんだけど、よく見てみると300人くらいのライブハウスと、ディズニーワールドのイベント会場だったりして、ちょっとインチキくさいものがあった」

   それにくらべて、「(由紀さおりツアーは)ニューヨークのタウンホールとか、ほんとに全米回ってるなと。アメリカで人気あるんだな、と感じましたね」と、ホンモノの人気に感心。

   司会のみのもんたも「ロンドンの公演でも超満員でしょ。全米だけじゃなく、全欧でも人気だね」と「世界的人気」を讃えていた。

文   ボンド柳生| 似顔絵 池田マコト
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