中国カエルの面にナントカ―自国漁船の「無法」取り締まるつもりなし

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   黄海の中国漁船の違法操業が取り締まりの韓国海洋警察官1人を死亡させる事態になった。ソウルの中国大使館前にはきのう13日(2011年12月)、抗議のデモが押し寄せ、「海賊行為を制圧せよ」「報復だ」と叫び、警備のバスに乗用車が突っ込む場面もあった。

韓国海洋警察官殺傷にも謝罪なし

   おとおい未明、韓国の排他的経済水域で違法操業していた中国漁船に韓国の警察官が乗り込んだところ、船長と船員が激しく抵抗して、41歳の警官が刺されて死亡、けが人も出た。韓国当局は漁船の船長を殺人罪などで、船員8人を特殊公務執行妨害で逮捕した。

   中国政府スポークスマンは「不幸な事件だ」と遺憾の意は表明したが、謝罪の言葉はない。逆に新聞は「韓国メディアがあおっている。一方的な情報しか伝えない」と書く。市民も「中国人は間違いを起こすはずがない」「武器を持つ警察に抵抗するなんて考えられない」などという。どうみても情報の偏りは中国側にある。

   韓国の経済水域では年間500隻 が拿捕され、5000人が逮捕されている。漁船は船を何隻も横に並べて抵抗したり、08年には漁船員が棒切れなどで激しく抵抗し、このときも韓国の警官1人が死んでいる。

   中国漁船は日本近海にも出没し、6月 には五島列島沖での違法操業で船長が逮捕されている。昨秋には尖閣諸島沖で海上保安庁の巡視船に体当たりして騒ぎになった。

文   ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト
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