例年ならこれからの時期はインフルエンザの季節だが、今年(2011年)はマイコプラズマ肺炎が猛威をふるいそうだ。田中大貴レポーターによれば、「11月時点で患者数は過去最高の1万3000人以上に上っています」と、すでに大流行が始まっているらしい。
風邪と勘違いして手遅れに
マイコプラズマ肺炎の感染経路を田中が説明した。
「感染者のせきやくしゃみなどのしぶきに含まれる病原体が、飛まつ感染や接触感染によって人から人へ感染します。患者の約8割が14歳以下で、子供が罹りやすい」
大川洋二・大川こども&内科クリニック院長は「初期症状は風邪と似ているので、単なる風邪と勘違いされるケースが多々あります。発見が遅れることがあるので、微熱が続いたり、せきが長引いたりしたときは医療機関で受診してほしい」と呼びかける。
これまでの病原菌が耐性進化
さらに今年の特徴として、「これまでのマイコプラズマ肺炎よりもより強力な、ハイパーマイコプラズマ肺炎の流行も懸念されています。これはこれまでの病原菌が進化したもので、薬への耐性ができて、薬はいっさい効きません」(田中)という。
メインキャスターの小倉智昭「これまでもマイコプラズマ肺炎は薬は効きにくいといわれていたのに、いっさいダメとなったら大変なことになる。マイコプラズマ肺炎は大人はなりにくいの?」
田中「大人も罹ることがあります。その時は重症化する危険性が高まります」
忘年会で飲み過ぎで免疫力低下なんてときにかかりやすい。
文
ナオジン| 似顔絵 池田マコト