もっと悲惨な映画監督。作品ヒットしても儲かるのは配給会社
「でもテレビはまだいいよね~。もっと悲惨なのは映画よ」とある女優さんは話す。よくテレビドラマで車中シーンがあるが、監督の自家用車が使われることもあるとか。それでもテレビドラマの監督はまだお金があるほうで、映画監督は車を買う余裕すらないからかわいそうだと嘆いていた。映画監督とは職業ではなく、人種のようなものとある映画監督が話していた。映画監督は仕事というカテゴライズにも入らないほど、金銭が入ってこない。撮った映画が公開されれば単なる失業者。だから職業でくくってはいけない。あれは映画が大好きという人種なのさという話だった。いくら映画が大ヒットしても、監督の給料には反映されないという。公開初日に「大ヒット御礼」なんてCMをよく目にするけど、儲かるのは配給会社だけらしい。
本当にどこもかしこもお金がない。もちろん我が身も同じことで、もう値下げはしないと断言した居酒屋チェーン店じゃないですが、いつかこの値段でしかできません!と業界全体が宣言することはないのだろうか。
モジョっこ