準強姦容疑で逮捕された内柴正人容疑者(33)は8日(2011年12月)送検された。容疑を否認したままが、酔った女子柔道部員をおぶってホテルまで連れて帰るなど、事件当日の内柴の行動が分かってきた。
先輩「へべれけにまでなっていない」
飲食店には内柴のほか、女性4人と男性2人の計7人で訪れた。2時間半いて、焼酎のボトルとワインボトル各2本のほかに、生ビール、サワーなど計23杯を注文したという。従業員によると、「女性はかなり酔っていて、すごく飲んだなと思った」という。このあとカラオケ店に行き、さらに酒を飲んだが、未成年の女子部員の気分が悪くなり、内柴がホテルまで送った。その際、内柴は一人で歩けない女子部員をおぶってホテルまで連れて行ったという。
内柴から当時の事情を聞いている先輩に「スッキリ!!」が取材したところ、「おんぶは当然しています。防犯カメラに映っていることも私たちは知っていますし、酒の酔いもあると思います。ただ、へべれけとか、介抱とかそういう状態にまでなっていない」と話す。
自分で歩けなければ「抵抗不能」な状態
後輩をかばうにしても無理がある。性犯罪に詳しい大渕愛子弁護士も「もし酒の量が多くて自分では歩けない状態であったことが認定されるのであれば、抵抗不能な状態にあったと認定でき、内柴選手の『合意だった』という主張は通らない」という。
キャスターのテリー伊藤「わけの分からない友人にフォローしてもらって男として情けない」
裁判官時代に準強姦罪の裁判経験もある弁護士の八代英輝も「女子部員が酩酊状態であれば、合意など成り立たない」と突き放す。
結局、おんぶして連れて帰ったことが酩酊に当たるのかどうかに絞られてきたようだ。世間の常識では、飲み屋から男が女をおんぶして出てくれば酩酊と受け取られる。