卵アレルギーは卵で治す
アレルギーの治療も近ごろは大きな効果を上げるようになっている。アレルギーの原因食物をあえて少量づつ食べていくのが免疫療法で、卵アレルギーの吉田匠汰クンは昨年(2010年)の夏の2週間、神奈川こども医療センターに入院して卵アレルギーを克服した。
退院から1年2か月の匠汰クンを井ノ原が訪ねると、すき焼きの付け汁用の生卵をペロリと食べ「おいしいです」と笑った。
「(アレルギーが克服できても)ある期間は卵料理を毎日食べつづけないと効果が出ません。また半年に1回の血液検査が必要です」と藤井アナ。
免疫療法が行える医療機関は全国に20か所あるが、治療に公的健康保険は効かない。また罹りつけの医者の紹介状が必要で、もっと受けやすくする行政の対応が急がれる。
(磯G)