切りつけ通り魔の模倣犯?茨城・千葉で中学生や女子大生被害

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   無差別に刃物で人を襲う通り魔事件が相次いでいる。埼玉・千葉の小中生切りつけで高校生が逮捕されたと思ったら、6、7日(2011年12月)には茨城、千葉で登校途中の中学生らが襲われる事件が3件も起きた。

黒ジャージに黒ニット帽

   6日午前8時ごろ、茨城県結城郡八千代町の路上を中学1年の男子生徒が自転車で登校中、前から歩いてきた男が包丁のようなものを取り出して向かってきた。男子生徒は慌てて引き返して無事だった。男は身長170センチから185センチぐらい、小太りで黒いフリースジャンパーに黒ズボン、黒いニット帽をかぶり白いマスクをしていたという。

   この現場から5キロ離れた下妻市では7日午前7時半ごろ、自転車で登校中の中学1年の女子生徒が、前の自転車を追い越そうとしたところ、乗っていた男がニヤリと笑い、折り畳みナイフのようなものを振り上げながら追いかけてきた。女子生徒は逃げて無事だったが、男は20歳ぐらい、白いジャージの上着に黒のジャージズボンで、やはり黒いニット帽をかぶっていた。

   さらに、千葉県柏市では7日午前10時ごろ、20歳の女子大生が知らない男に腹部を切られたと交番に駆け込んできた。女子大生は左腹部に傷があったが軽傷ですんだ。

犯罪学専門家が警告する「ここが危ない」

   犯罪社会学が専門の小宮信夫・立正大教授は、「通り魔が出没しやすい場所にはいくつかの条件がある」という。1つは誰もが入りやすい場所。たとえば、周りが田んぼや畑で人がいないことを確認しやすいところは危ないという。また、誰からも見えにくい場所。塀に囲まれていて死角のあるところも要注意だ。落書きやゴミが放置された場所は、地域住民が無関心なエリアで危険だという。

   弁護士の本村健太郎「被害にあわない対策も大事だけど、きりがないですね。むしろ、刃物を集めているとか、動物を殺すとか、通り魔を早い段階で周りの人が気づくことも大事だ」と指摘する。

文   モンブラン
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