幸せな死…なかなか難しい
スタジオでは、司会の加藤浩次が「リアルとはこういうことなんだと思ってグッときましたね」と話す。キャスターのテリー伊藤は「見ていて幸せだなと思いましたね。こんな良い条件で亡くなる方は実はいないですよ。孤独で、一人で亡くなる方がたくさんいる。これは相当に上級ですよ」とため息をつく。
大ヒットした背景には、死を間近に見た東日本大震災の影響があるのだろう。家族との絆を思って死に向かったこの男性に憧れるのかもしれない。
「もしもの時に役立つノート」というエンディングノートも売れているという。昨年発売され年間4万冊の目標が、この映画がきっかけで15万冊とヒット。エンディングノートセミナーも開かれているという。
文
モンブラン| 似顔絵 池田マコト