鈴木宗男「出所祝い」集まった顔ぶれの異様―エッ、あの人まで!?

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   受託収賄で懲役2年の刑に服していた新党大地代表の鈴木宗男・前衆院議員(63)が、収監からちょうど1年目のきのう6日(2011年12月)朝、仮釈放になった。国会内で会見した鈴木は「生涯政治家だ」と政界復帰と裁判の再審請求への意欲を示した。

   会見の後、「帰りを祝う会」が開かれた。集まったのは与野党の国会議員を中心に100人以上。収監される前に開いた「送る会」に出た顔ぶれとほぼ同じというが、政界での鈴木の特異な地位をよく表していた。

「下品」「疑惑のデパート」ボロクソだった福島瑞穂や辻元清美も出席

   祝う会でまず登場したのは小沢一郎・民主党元代表で、「鈴木先生をまたお迎えすることができて嬉しい。従来と変わらず友情とご指導を」と型通りにあいさつ。これはまあ、読みようによってどうにでも読める人。続いて鳩山由紀夫氏も、「ひとなつこい鈴木宗男先生のお顔を久しぶりに拝見して、ホントに嬉しく思っています。お帰りなさい」とあいさつ。さらに「私どもも一緒にがんばるので、日本の未来のために闘ってください」とやった。ここで「モーニングバード」は古い映像を持ち出して意地悪。これが面白い。2002年に鳩山は鈴木について「こういった政治家が日本にいるということが実に恥ずかしい思いであります」とやっていた。

   「鈴木宗男さん、お帰りなさい。おめでとうございます」と握手したのは福島瑞穂社会党党首。「1人の国会議員としてがんばり抜かれている時に、本当に心から尊敬しました」とあいさつした。しかし彼女もまた、02年には「鈴木宗男はけしからん。下品なとんでもない国会議員だ。そう思います」とぶっていた。

   会場には他にも、かつて鈴木を「疑惑のデパート」「疑惑の総合商社」と追及した辻元清美議員(当時は社会党)が微笑んでいる姿もあった。元外務省の佐藤優氏は「私の仕事で鈴木さんを巻き込んだんですよね。ごめんなさい」と土下座して謝った。

文   ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト
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