「明治の粉ミルク」セシウム―熱風乾燥の外気から汚染

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月1回の抜き打ち検査では検知できず

   製造元の明治によると、材料は3・11以前に仕入れたもので、水も検査済み。月1回の抜き打ち検査でも問題はなかったという。会社では混入した原因を次のように分析している。粉ミルクは牛乳を成分とした粉乳(輸入)や食用油を加えたものを水で溶かして調合し、濃縮したものを熱風乾燥させて製造する。熱風を起こす際に外気を取り入れるが、これに放射性セシウムが含まれていたのではと見ている。

   9か月の女児がいるタレントの大沢あかねは、「私も『明治ステップ』はお世話になっていた。離乳食が進まない乳幼児やお母さんの母乳が出ない場合に、不足しがちな栄養を補う重要なもの。国や企業でより厳しい検査をしてもらわないと…」と顔を曇らせる。

   明治としては想定外の混入だったのだろうが、意外なところに放射性物質が潜んでいる可能性があることが明らかになった。

文   モンブラン
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