「明治の粉ミルク」セシウム―熱風乾燥の外気から汚染

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   明治の粉ミルク「明治ステップ(850グラム缶)』から放射性セシウムが検出された。市民団体からの指摘で会社が検査したところ、賞味期限が2012年10月の3~6日と21~24日の製品に、最大で1キロ当たり30.8ベクレルが計測された。いったい、どこで混入したのか――。

福島原発から200キロの埼玉・春日部工場

   問題の粉ミルクは、福島第1原発から200キロ離れた埼玉県春日部市の工場で3月14日(2011年)から21日までの間に作られ、9月から出荷された約40万缶で、明治では無償で交換するという。

   心配なのは乳幼児の健康に与える影響だが、乳幼児の飲用に関する暫定規制値(牛乳・乳製品で放射性セシウム134及び137の合計値200ベクレル)に比べ微量で、専門家も次のように語っている。

   「被ばく量としてはかなり低い。赤ちゃんは影響を受けやすいが、1回に飲む量は少ないからそれがもとで病気になることはない」(放射線に詳しい日大の野口邦和専任講師)

文   モンブラン
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