小中生刺傷高校生「強い殺意」逮捕時もなた・ナイフで無差別殺人準備?

建築予定地やご希望の地域の工務店へ一括無料資料請求

   埼玉・三郷市と千葉・松戸市で、中学3年の女性生徒と小学2年の女児が刃物で刺されたり切りつけられたりした事件で、三郷市に住む通信制高校2年の男子生徒(16)が殺人未遂容疑で逮捕された。5日(2011年12月)午後5時すぎ、三郷市内の路上を自転車で走っているところを警察官に職務質問され、バッグの中に折りたたみナイフやナタを所持していたため銃刀法違反容疑の現行犯逮捕された。

「精神的な病か障害あるのかも」(精神科医・香山リカ)

   警察の調べに対し、高校生は女子中学生を「包丁で刺した」ことを認め、小学2年生の事件もかかわっている供述したため殺人未遂容疑にあらためて逮捕された。

   男子生徒はナイフを持ち歩いていたことについて、「歩いている人を殺そうと思って持っていた」と話しているという。少年がなぜ無関係な人を殺そうと思っていたのか。動機などについてはまだ明らかにされていないが、精神科医の香山リカはこう分析する。

「今回の事件はまったく関係のない女子を襲っている。もしかしたら精神的な病か障害があって、16歳ぐらいになると衝動とか友人関係でストレスがたまって、攻撃的になったりイライラを発散することがまれにある」

学校で刃物見せびらかし

   タレントのテリー伊藤はこう話す。「三郷の女生徒の事件では、学校で刃渡り17センチの刃物を見せびらかしていたという情報もある。しかも、切りつけるというより刺していて、最初からかなり強い殺意を持っていた。この少年がどういう要因でこういう強い攻撃性を持つようになったのか、十分調べてほしい」

   弁護士の菊池幸夫は「少年法の適応が原則だが、女児には肺に達する刺し傷を負わせ強い殺意がある。成人と同じ扱いも十分考えられる」と見ている。

   5日に身柄確保されていなければ、持っていたナイフかナタで次の犯行に及び、凶悪な連続通り魔事件になっていた可能性が高い。それだけに動機など徹底した解明が待たれる。

文   モンブラン| 似顔絵 池田マコト
姉妹サイト