一川防衛相クビ切れない野田首相ジレンマ「党内融和か野党協議か」

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舌禍事件→揚げ足取り→問責決議の繰り返し

   司会の小倉智昭が怒った。「日本では1日国会を運営するのに数千万円かかるといわれていますが、こういった舌禍事件にどれだけ時間を割けば気がすむのか」と。

   コメンテーターの竹田圭吾(ニューズウイーク日本語版編集主幹)「本来問われるべき大臣の資質とは別のところで、騒ぎが繰り返されている。防衛大臣が問われるのは沖縄にきちんと説明できるか、次期戦闘機の機種決定がちゃんとできるかどうかということ。問責決議が軽く扱われ過ぎている」

   小倉「舌禍事件が起きる。揚げ足を取る。その繰り返し。これが目立つ」

   中川翔子(タレント)も「他の国から見たとき、恥ずかしい。足の引っ張り合いやかばい合いばかり。政治家としてよりも、人としてどうかと思ってします」と厳しい。

   問責決議案は一川防衛相ばかりか、山岡賢次消費者相にも及ぶ恐れがある。小沢一郎氏と近く、党内融和の象徴といわれる2人の進退問題の処理を誤まれば、党内分裂を招きかねない。党内融和を優先すれば、野党との消費増税協議が進まない。発足3か月で、野田政権ははや正念場だ。

文   一ツ石| 似顔絵 池田マコト
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