千葉県松戸市の路上で先週木曜日(2011年12月1日)の午後、下校中の小学2年の女児が刃物を持った男に切りつけられた事件の現場から、田中良幸リポーターがレポートした。
「女の子は前から歩いてきた若い男が刃物を持っていたので、逃げようとして転びました。その時に刺されたと話しています。ランドセルを背負った背中を避けるように右脇腹を狙ったようです」
周辺地域で相次ぐ似た事件
キャスターの小倉智昭「惨いことをする。どこかに逃げ場所がなかったのだろうか」
田中「現場周辺は住宅街で、道路沿いにはフェンスがあったり畑があったりで、小学2年の女の子が近くの家に助けを求めるというのは難しい状態です」
先月(11月18日)には三郷市で女子中学生が顔を切られたり、松戸の事件の翌日には柏市内の路上で小学校4年の姉と2年の弟が塾からの帰宅途中に、背後に若い男がカッターナイフのようなものを持って立っていたりと、周辺で似た事件が起きている。
田中「いずれの犯人も男は黒色の上下に黒色の帽子姿で、眼鏡をかけていたということから同一犯と見られています。犯行現場はいずれも見通しの良い一本道で、犯人から逃げるのは難しかったようです」
小倉が「一本道なら犯人の逃走経路も限られてくるのでは?」と聞くと、田中は一本道につながる路地の角に立ち、「この路地の向こうには大きな道路が走っています。犯人に相当な土地勘があったと思われます」
コメンテーターの行正り香(料理研究家)は「3つの事件が同じ犯人だとしたら、4件目、5件目の犯行が起きるかもしれない。警察は早く犯人を捕まえて欲しい」