新語・流行語大賞なぜか入っていない「原発事故関連」

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   2011年新語・流行語大賞に選ばれたのは女子サッカーW杯ドイツ大会で優勝した「なでしこジャパン」。トップ10にはやはり東北大震災に関連する「帰宅難民」など5つが選ばれた。

   笠井信輔アナが取り上げたが、コメンテーターからは、すぐに廃れる流行語に入れるより、「『忘れてはいけない言葉』として別くくりにしたほうが…」という意見が出た。

W杯優勝で大賞「なでしこジャパン」公募時は選外

   「なでしこジャパン」はもともと2004年に公募された2700通の中から、「純粋さ」や「芯が強い」ということで採用された。04年新語・流行語にもノミネートされたが、得点に至らなかったという。W杯優勝で、震災や原発事故で意気消沈する日本中に「勇気や希望を与えてくれた」のが大賞受賞の理由という。

   トップ10の他の9語は「帰宅難民」「絆」「こだまでしょうか…」「3・11」「スマホ」「どじょう内閣」「どや顔」「風評被害」「ラブ注入」。海外の新聞にも取り上げられ、いたる所で目にした「がんばろう日本」は選外だった。

   司会の小倉智昭「震災に関連した言葉は流行語っていうんじゃないような気がするんだよね」

   タレントのピーコ「忘れないし、忘れちゃいけないと思うので、入れておいたほうが良いかなと思う。ただ、3・11は言葉かどうか…」

別くくりで「忘れていけない言葉」

   経営コンサルタントのショーン・マクアードル川上がこんな提案をした。

「新語はいつか古語になるし、流行語は廃れる。この点、スマホ、どや顔、どじょう内閣以外は廃れさせてはいけない言葉だと思う。被災地へのラブ注入は来年も注入するかもしれないし、『忘れていけない言葉たち』と別くくりで…」

もっともな意見だ。

   小倉「ベスト10選ぶのにも配慮があったみたいものを感じる。メルトダウンとか、原発事故の用語が入っていない」

   毎年メディアが取り上げるのだから、より客観的な選考方法を採用しても良い。

文   モンブラン| 似顔絵 池田マコト
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