伊嵜光則「坊ちゃんと子規の町・松山」でマドンナ探しの旅

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遠くへ行きたい(日本テレビ系2011年11月20日あさ7時30分)>夏目漱石の小説「坊ちゃん」の舞台・愛媛県松山市を訪れたのは俳優の伊嵜光則さんです。坊ちゃんの時代の着物を1日2500円でレンタルすることができて、その格好で旅します。

   最初にやってきたのは小説にも書かれている今治市にある大浜漁港です。鯛の一本釣り名人でもある桧垣さんに同行し、漁船に乗って潮の流れが速いことで有名な来島海峡に向かいます。漁のシーズンは4月から12月まで。竿はなく、人差し指に糸を乗せてあたりを待ちます。手に直接魚がえさを食う感触が伝わり、釣趣満点の釣りです。伊嵜さんも見事釣り上げて「楽しい~」と大はしゃぎ。釣った鯛はさっそく刺身や潮汁、鯛めしでもいただきました。

見つけた「紅まどんな」の正体は…

   松山といえば路面電車ですが、坊ちゃん列車として有名な伊予鉄道に乗って松山東高校(旧松山中学校)へ向かいます。漱石が英語の教師として赴任した地で、校内の明教館には縁のある人々の資料が展示されています。若いころの夏目漱石の写真もありました。

   道後温泉は宮崎駿監督の映画「千と千尋の神隠し」に舞台となった「油屋」のモデルになった日本最古の名湯で、建物は重要文化財になっています。3階の角部屋は「坊ちゃんの間」として残されています。温泉近くには和菓子店「つぼや菓子舗」があって、当時食べていた団子というのがものすごく甘く、坊ちゃんは大変な甘党だったようです。

   「マドンナ」も登場します。でも、女性じゃなくてみかん。幻のみかん「紅まどんな」です。糖度の高さと皮が薄いのが特徴で、とろーっとしていてゼリーのようなうまさに伊嵜さんも「みかんであってみかんでない!」と思わず口走ったりしています。

   文庫本片手に坊ちゃんめぐりもいいですが、松山は正岡子規の町でもあります。そこかしこに読まれている俳句を探しながら歩くのもいいかもしれませんね。

梅原萌

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